最終更新:2026/01/14(※公式発表が出次第、随時更新します)
「高度試験が廃止されるらしい」「情報処理技術者試験が再編されるって本当?」──最近、SNSやブログでこんな話を見かけて不安になった人も多いはずです。検索してみると「高度試験 廃止」「高度試験 再編 いつ」「応用情報 なくなる」といったワードが並び、さらに心配になりますよね。
さめじん結論から言うと、“試験制度が動いている”のは事実です。
ただし、そこでよく混ざりがちなのが次の2つです。
- すでに公式に決まっている変更(確定情報)
- まだ決まっていない/検討段階の話(未確定情報)
この記事では、情報処理技術者試験を実施する IPA(情報処理推進機構)の公式発表 と、制度議論の背景が読み取れる 経済産業省の公開資料 を軸に、「確定」と「未確定」を切り分けて整理します。噂の真偽を断定するよりも、「今の受験者が迷わず動ける状態」を作るのが目的です。
なぜ「高度試験は廃止される」と言われているのか?


「高度試験 廃止」「再編 2027」などの検索が増えている理由



まず押さえておきたいのは、“高度試験が廃止される”と公式に発表されたわけではないという点です(少なくとも現時点のIPA公式発表では確認できません)。
それでも「廃止」という言葉が広がった背景には、主に次の要因があります。
- CBT化という“大きな制度変更”が確定した
IPAは、2026年度から応用情報・高度試験・情報処理安全確保支援士試験を、従来のペーパー方式からCBT方式へ移行予定と公表しています。受験日時や会場を選べる方向になること、記述・論述がキーボード入力になることなども示されています。
このインパクトが大きく、「方式が変わる=制度もガラッと変わるのでは?」という連想を生みやすくなりました。 - 経産省側でも“試験見直し”の議論が進んでいる
経産省のタスクフォース資料では、実施方法も含めた情報処理技術者試験の見直し、新たな試験体系の検討といった方向性が明記されています。
また、試験制度見直しの考え方に関する資料(公開PDF)でも、過去の整理・統合の例を含めて、制度を設計し直す観点が提示されています。
この「見直し・新体系」というワードが、SNS上で「再編=現行区分が消える」という解釈につながりやすい構造があります。 - “不安ワード”は拡散されやすい
検索上位でもSNSでも、「廃止」「なくなる」「大改変」といった言葉はクリックされやすく、拡散されやすい傾向があります。実際、個人ブログや投稿の中には「2027年度に再編があるかも」といった形で断定的に語られるものも見られますが、一次情報(IPA公式・経産省の確定発表)として具体制度が確定した形で提示されているかは別問題です。
SNS・ブログで広がった「再編の噂」の典型パターン
現時点でよく見かける噂のパターンは、ざっくり次の3つです。
- 「応用情報(AP)がなくなる/名前が変わる」
- 「高度試験が統合されて区分が減る」
- 「2027年度あたりから新体系になる」
この手の話は、タスクフォース資料の「新体系検討」の文脈が、SNSで短く切り取られて拡散することで強まります。実際に、X上でも「大幅見直し」系の投稿が回っているのを確認できます。
ただし重要なのは、ここで言っているのはあくまで「噂がどう広がったか」であって、噂の中身が確定した制度変更として決まった、という意味ではないことです。
なのでこの段階では、判断をこう切り分けるのが安全です。
- 確定:CBT化(方式変更)はIPAが公表
- 検討・議論:新体系を検討すべき、という方向性は資料にある
- 未確定:「高度試験が廃止」「区分がこう再編」などの具体像は、公式確定情報としてはまだ見えない(少なくともIPAのプレス発表としては確認できない)
【確定情報】公式に発表されている情報処理技術者試験の変更点


「高度試験が廃止されるのでは?」という不安の最大の原因は、CBT化(Computer Based Testing)という大きな制度変更が、すでに公式に発表されていることです。



まずは、何が“確定”していて、何が“確定していない”のかを、事実ベースで整理します。
CBT方式への移行はすでに決定している
情報処理技術者試験を実施している 情報処理推進機構(IPA) は、
2026年度以降、応用情報技術者試験・高度試験・情報処理安全確保支援士試験をCBT方式へ移行する予定であることを、公式情報として示しています。
CBT方式とは、紙の試験問題・マークシートを使わず、
- 試験会場のPCで受験する
- キーボード入力で解答する
- 一定期間内で受験日時を選べる
といった形式の試験方式です。
ここで重要なのは、これは「実施方式の変更」であって、「試験区分の廃止」ではないという点です。
検索上位の記事やSNSでは、この2つが混同されて語られているケースが非常に多く見られます。
CBT化によって「変わること」
CBT化によって、受験者目線で確実に変わる点は、主に以下です。
① 受験日が柔軟になる
従来は、
- 春期・秋期の年2回
- 全国一斉実施
という形でしたが、CBTでは 指定された期間内で日時を選んで受験 する方式になります。
これは社会人受験者にとってはメリットが大きく、
「仕事の繁忙期と試験日が重なる」という問題が緩和されます。
② 解答方法が「手書き」から「入力」へ
高度試験の午後問題(特に午後Ⅱの論述)では、
- これまで:手書き
- CBT化後:キーボード入力
になることが想定されています。
ここでよくある誤解が、
「入力になる=簡単になる」
というものですが、評価されるのは“書く力”ではなく“考える力”です。
論点整理、要件把握、トレードオフの説明といった本質は、
入力か手書きかに関係なく変わりません。
③ 試験運営の効率化
これは受験者側からは見えにくいですが、
- 試験問題の配布
- 採点
- 結果通知
といった運営面が効率化され、制度として持続しやすくなるという側面があります。
実はこの点は、「高度試験がいきなり廃止される可能性が低い」と考える根拠の一つにもなります。
CBT化しても「変わらないこと」
ここが一番重要です。
① 試験のレベル感・位置づけ
CBT化はあくまで「受け方」の変更です。少なくとも現時点で、
- 高度試験の位置づけを下げる
- 応用情報と同列にする
- 高度試験を不要にする
といった公式発表はありません。高度試験は引き続き、
- 応用情報の上位
- 実務能力・専門性を測る試験
という位置づけにあります。
② 出題の本質(問われる力)
高度試験で問われてきた力は、
- 状況を読み取る力
- 制約条件の整理
- 技術的判断の理由説明
- 論理的な文章構成
です。
CBT化によって「試験の魂」が変わるのであれば、その時点で必ず詳細な説明や移行措置が出ます。
しかし現時点では、そのような確定情報は出ていません。
「CBT化=高度試験廃止」と誤解されやすい理由
検索上位の誤解を整理すると、だいたいこの流れです。
- CBT化という大きな変更が発表される
- 「制度が変わるなら、区分も変わるのでは?」という推測が出る
- 「再編」「統合」「廃止」という言葉が一人歩きする
しかし、制度設計の現実としては、
- 方式変更
- 区分変更(再編)
- 資格廃止
はまったく別レベルの話です。
方式変更は比較的短期間で実施できますが、国家資格の区分再編・廃止には、
- 移行措置
- 既存合格者の扱い
- 社会的影響の整理
が必須になります。
そのため、「CBT化が決まった=高度試験がなくなる」と短絡的に考えるのは、
制度の作られ方を考えると現実的ではありません。
この時点での整理(確定ゾーン)
ここまでの話を、いったん整理します。
- 確定していること
- 応用情報・高度試験はCBT方式へ移行予定
- 受験方式・日程の柔軟化
- 確定していないこと
- 高度試験の廃止
- 試験区分の具体的な再編内容
- 応用情報との統合
この切り分けを頭に入れておくだけで、検索やSNSで見かける情報に振り回されにくくなります。
【未確定情報】高度試験再編・統合の噂はどこから来たのか?





CBT化が「確定情報」だとすると、高度試験の再編・統合・廃止に関する話は、現時点では「未確定情報」です。
それにもかかわらず、なぜここまで具体的な噂が広がっているのでしょうか。
この背景を理解すると、「今どの情報を信じるべきか」がかなりクリアになります。
再編の噂としてよく見かける内容
検索結果やSNSでよく見かける再編の話は、だいたい次のようなものです。
- 応用情報と高度試験が統合される
- 高度試験の区分が減らされる
- 分野別(マネジメント系/開発系/データ・AI系など)に再設計される
- 2027年度あたりから新体系になる
これらは一見すると具体的で、「もう決まっている話」に見えます。
しかし重要なのは、これらが“どのレベルの情報”なのかという点です。
経済産業省・IPA資料が「噂の源」になりやすい理由
再編の噂の多くは、次の2種類の資料・情報から生まれています。
① 制度見直しに関するタスクフォース資料
経済産業省が公開している資料では、
- IT人材育成の在り方
- 試験制度が現状に合っているか
- 新しいスキル体系にどう対応するか
といった「検討すべき論点」が整理されています。
ここで重要なのは、これらの資料は 「方向性の議論」や「課題整理」であって、「次にこう変えると決めた」という決定事項ではない という点です。
② 「検討」「議論」という言葉の誤読
公的資料ではよく、
- 「〜を検討する」
- 「〜の可能性がある」
- 「〜が課題として挙げられる」
といった表現が使われます。
これをSNSやブログで短く要約すると、
「制度が変わるらしい」
「再編が決まったらしい」
という形に変換されやすい。
この “検討 → 決定”へのすり替わり が、噂を強くする最大の原因です。
なぜ「廃止」という言葉まで飛躍するのか?
もう一歩踏み込むと、「再編」ではなく 「廃止」 という言葉が出てくる理由も説明できます。
① 試験区分が多く、外から見ると分かりにくい
情報処理技術者試験は、
- ITパスポート
- 基本情報
- 応用情報
- 高度試験(複数区分)
- 情報処理安全確保支援士
と区分が多く、非エンジニアから見ると複雑です。
そのため「整理するなら、いくつかなくなるのでは?」という
外部視点の推測が生まれやすい構造があります。
② 過去の制度変更の記憶
過去には、
- 試験名称の変更
- 区分の整理
- 出題範囲の見直し
が行われてきました。この記憶から、
「また大きく変わるなら、なくなる試験が出るのでは?」
という連想が働きやすいのも事実です。
ただし、過去の変更も“突然の廃止”ではなく、段階的な移行”だったことは見落とされがちです。
「未確定情報」をどう扱うべきか?
ここで重要なのは、
未確定情報=デマ ではない、という点です。
- 制度見直しが議論されているのは事実
- 将来的に再編が行われる可能性はゼロではない
ただし、
- いつ
- どの区分が
- どう変わるのか
は 公式に確定した形では示されていない。
したがって、現時点で取るべきスタンスはこうです。
- 噂は「背景として知っておく」
- 受験計画を変える判断材料にはしない
- 判断は必ず公式発表ベースで行う
ここまでの整理(未確定ゾーン)
- 再編・統合の議論は 存在する
- ただしそれは 検討・課題整理の段階
- 高度試験の廃止・具体的再編は 確定していない
この整理ができると、
検索結果で見かける強い言い切り記事にも冷静でいられます。
高度試験は本当に廃止される可能性があるのか?


ここまでで、
- CBT化は確定情報
- 再編・統合の話は未確定情報
- 噂が広がった構造も理解できた
状態になっています。
では本題です。
高度試験は、本当に廃止される可能性があるのか?
結論から言うと、「将来の制度見直しの可能性」は否定できないが、
「突然廃止される可能性」は低いというのが、制度設計の観点から見た現実的な答えです。
国家資格としての「高度試験」の位置づけ
情報処理技術者試験は、単なる民間資格ではなく、経済産業省が所管する国家試験です。
その中で高度試験は、
- 応用情報の上位に位置づけられる
- 実務能力・専門性を評価する
- 技術者のキャリア指標として長年使われてきた
という役割を担っています。
実際に、
- 官公庁
- 大企業
- SIer
- 受託開発企業
などでは、
- 昇進・昇格要件
- 技術者評価
- 入札要件
として高度試験(または支援士)が参照されるケースもあります。
このように、制度の外側(社会)にまで組み込まれている資格は、
「試験が変わるから、はい終了」という形では動かせません。
「廃止」が行われる場合に必要なもの
仮に高度試験を廃止・大幅再編する場合、制度上は次のような対応が必須になります。
- 代替となる新資格・新区分の設計
- 既存合格者の扱い(資格は有効か、読み替えか)
- 企業・官公庁への影響整理
- 数年単位の移行期間
これはかなり大きな制度変更です。
逆に言えば、こうした情報が公式に一切出ていない段階で、「すぐに廃止される」と断定する根拠は弱いと言えます。
過去の制度変更と比較するとどうか
情報処理技術者試験は、これまでも何度か姿を変えてきました。
- 試験名称の変更
- 出題範囲の見直し
- 新試験の追加
- 実施方式の変更(CBT化を含む)
ただし、共通しているのは、
既存の上位試験を、いきなり無効化・廃止する形では行われていない
という点です。
過去の変更も、
- 方針検討
- 情報公開
- 移行措置
- 実施
という 段階的なプロセスを踏んでいます。
この流れを考えると、「何の説明もなく、次年度から高度試験がなくなる」というシナリオは考えにくいと言えます。
仮に「再編」された場合でも価値は消えるのか?
ここも重要なポイントです。
仮に将来、
- 試験区分が整理される
- 名称が変わる
- 新しい体系に組み込まれる
といったことがあったとしても、高度試験で評価されてきた能力そのものが不要になる可能性は低いです。
高度試験が測っているのは、
- 要件を読み取る力
- 制約条件の整理
- 技術選定の判断力
- 判断理由を論理的に説明する力
といった、IT実務の中核スキルです。
制度が変わっても、「こうした能力を測らないIT資格」に価値が残るとは考えにくい。
この章の結論
ここまでを踏まえると、現時点で言えるのは次の3点です。
- 高度試験が将来も絶対に同じ形で続くとは言い切れない
- しかし、近い将来に突然廃止される可能性は低い
- 仮に再編されても、高度試験レベルの学習が無価値になる可能性は低い
したがって、
「廃止されるかもしれないから、
今は受けないほうがいい」
という判断を下すだけの材料は、現時点ではありません。
今、高度試験を目指している人はどうすべきか?


ここまで読んできた人の多くは、頭の中に次のような疑問が残っているはずです。
- 今から勉強を始めても無駄にならない?
- 再編が来るなら、受験を見送るべき?
- 何を意識して対策すれば損をしない?
結論を先に言います。
今、高度試験を目指している人は、
「制度の噂」ではなく「身につく力」を軸に行動すべきです。
その理由を、具体的に説明します。
今から勉強を始めても無駄にならない理由
「どうせ制度が変わるなら、勉強しても意味がないのでは?」
そう感じるのは自然です。
ただ、ここで一度整理してみてください。
高度試験の対策でやっていることは、例えば──
- 長文の設問を読み、論点を整理する
- 条件・制約を抜き出して判断する
- 技術的な選択肢のメリット・デメリットを比較する
- 判断理由を筋道立てて説明する
これは “試験専用スキル”ではありません。
実務でも、
- 設計レビュー
- 障害対応の振り返り
- 提案書作成
- 技術選定の説明
といった場面で、まったく同じ思考プロセスを使います。
仮に試験制度が変わっても、この思考訓練が無駄になることはほぼありません。
「いつ受けるか」より「どう準備するか」
再編やCBT化の噂が出ると、
- 今年は見送ったほうがいい?
- 来年のほうが安全?
と、タイミングばかり気にしてしまいがちです。
しかし、実際に差がつくのはここです。
- 制度を気にして止まる人
- 制度に関係なく、今できる準備を積み上げる人
高度試験は短期決戦ではありません。
半年〜1年かけて準備する人も珍しくない試験です。
だからこそ、
「どうせ勉強するなら、
今の制度で受けられるタイミングを一つの区切りにする」
この考え方のほうが、結果的にリスクが低くなります。
再編があっても評価され続ける勉強内容とは?
制度変更の影響を最小化したいなら、“変わりにくい部分”に力を使うのがコツです。
具体的には、次のような対策です。
① 午後問題を「暗記」で処理しない
- パターン丸暗記
- テンプレ丸写し
ではなく、
- なぜこの設計が選ばれているのか
- 他の選択肢はなぜ不適なのか
を言語化する練習をする。これは制度が変わっても必ず活きます。
② 分野知識より「構造理解」を重視する
例えばネットワークやデータベースでも、
- 細かいコマンド暗記
- 数値の丸覚え
よりも、
- どういう構造で
- どこがボトルネックになり
- 何を優先して判断すべきか
を説明できる力のほうが重要です。
③ キーボード入力を前提にした練習
CBT化を見据えるなら、
手書きで文章を組み立てる → キーボードで論理的に書く
この切り替えを早めに意識するのは有効です。
文章構成力は、試験でも実務でも武器になります。
「様子見」が一番のリスクになるケース
一見安全に見える「様子見」ですが、次のような人にとっては、逆にリスクになります。
- 応用情報に合格して間が空いている
- 実務経験が浅く、思考力を鍛えたい
- いずれ高度試験を目標にしている
この場合、
「制度が落ち着いてからやろう」
と考えているうちに、
- モチベーションが下がる
- 基礎知識が抜ける
- 結局やらなくなる
というパターンに入りやすい。
制度よりも、自分の学習リズムのほうが壊れやすいという点は、意外と見落とされがちです。
この章の結論
- 今から高度試験を目指しても、学習が無駄になる可能性は低い
- 再編や廃止の噂を理由に、止まるメリットは小さい
- 「制度が変わっても残る力」を意識して準備するのが最適解
つまり、
迷っているなら、
“今できる準備”を始めた人が一番得をする
というのが現実的な答えです。
【体験談】高度試験レベルの勉強が実務で役立ったと感じたこと


高度試験について語る記事は多いですが、実は「実務でどう役立ったか」まで具体的に書いている記事はあまり多くありません。
だからこそ、このパートは 検索順位だけでなく“信頼感”を決定づける章になります。
ここでは、私自身が高度試験レベルの勉強を通じて、「これは実務に直結している」と感じた場面をいくつか紹介します。
設計レビューで「なぜその判断なのか」を説明できるようになった
高度試験の午後問題では、
- 複数の制約条件
- 利害関係者の要求
- 技術的な選択肢
を踏まえたうえで、「なぜこの設計を選んだのか」を文章で説明することが求められます。
この訓練は、そのまま設計レビューの場面で役立ちました。
以前は、
- 「なんとなくこれが良さそう」
- 「一般的にはこの構成が多い」
といった、感覚ベースの説明になりがちでした。
しかし高度試験対策を進める中で、
- 前提条件を整理する
- 制約を明示する
- 他案と比較して理由を述べる
という流れが癖づいたことで、レビューでの説明が明確になり、「判断の根拠が分かりやすい」と言われる機会が増えました。
トラブル対応で「場当たり的に動かなくなった」
高度試験の問題は、いきなり答えを求める構造ではありません。
- まず状況を把握する
- 次に制約や影響範囲を整理する
- その上で、優先順位を決める
この流れを何度も練習します。
実務でトラブルが起きたときも、以前は「とりあえず直す」「とりあえず調べる」と場当たり的な対応になりがちでした。
高度試験対策後は、
- 今何が分かっていて
- 何が分かっていないのか
- どこから手を付けるべきか
を一度整理してから動けるようになりました。結果として、
- 無駄な調査が減る
- 関係者への説明がスムーズになる
- 対応後の振り返りも整理しやすい
といった変化を感じています。
「文章で説明する力」がそのまま武器になった
高度試験の午後Ⅱでは、論理的な文章構成が非常に重要です。
- いきなり結論を書かない
- 前提 → 判断 → 理由 の順で書く
- 読み手を意識する
この訓練は、試験だけでなく、
- 設計書
- 障害報告書
- 提案資料
- 社内ドキュメント
あらゆる文章作成に直結しました。
特に、
「何が言いたいのか分かりやすい」
「読み手に配慮されている」
と言われるようになったのは、高度試験対策で文章構成を意識するようになった影響が大きいと感じています。
合否よりも「思考の型」が残った
正直に言うと、高度試験の勉強中は「試験に受かるかどうか」が最大の関心事でした。
ただ、振り返ってみると、一番大きかったのは 合否そのものよりも“思考の型”が身についたことです。
- すぐに答えを出そうとしない
- 情報を整理してから判断する
- 判断の理由を言語化する
この癖は、制度が変わっても、試験がどう再編されても、確実に手元に残る資産です。
この章の結論
高度試験レベルの勉強は、
- 試験のためだけのものではない
- 実務で使う思考力を鍛える訓練
- 制度変更の影響を受けにくい投資
だと、実体験から感じています。だからこそ、
「試験制度がどうなるか分からないから不安」
という理由だけで止まってしまうのは、少しもったいない選択かもしれません。
よくある質問(FAQ)
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まとめ|高度試験再編の噂にどう向き合うべきか


ここまで、「高度試験は廃止されるのか?」という疑問について、
- なぜそんな噂が広がったのか
- 何が公式に確定していて
- 何が未確定なのか
- 今、受験者はどう考えるべきか
を順番に整理してきました。
最後に、この記事の結論を明確にまとめます。
現時点で分かっている結論
まず、事実として言えるのは次の点です。
- CBT化(受験方式の変更)は確定している
- 高度試験の廃止・統合・具体的な再編内容は確定していない
- 「廃止」という言葉は、制度見直しの議論が誇張されて広まった可能性が高い
つまり、
「高度試験が廃止される」と断定できる公式情報は、現時点では存在しない
というのが、事実ベースの結論です。
噂に振り回されないための判断軸
今回のように、制度変更・再編の話題が出ると、不安を煽る情報が増えます。
そのときに役立つ判断軸は、シンプルです。
- 情報の出どころは 公式か?
- 「検討」と「決定」が混同されていないか?
- その情報で 自分の行動を変える必要が本当にあるか?
この3点を意識するだけで、SNSやまとめ記事に振り回されにくくなります。
今後、高度試験を目指す人へのメッセージ
制度は、今後も少しずつ変わっていく可能性があります。
しかし、これまで見てきたように、
- 高度試験が測っているのは実務で必要とされる思考力・判断力
- それらは制度が変わっても価値が残るスキル
です。だからこそ、
「制度がどうなるか分からないから止まる」より、
「今できる準備を積み上げる」ほうが、結果的に安全
というのが、現実的な選択になります。
記事の結論(ひとことで)
- 高度試験は、少なくとも現時点で「廃止が決まった試験」ではない
- 再編の噂はあるが、確定情報ではない
- 今から目指しても、学習が無駄になる可能性は低い
不安になったときほど、「一次情報に戻る」「冷静に整理する」ことが大切です。
今後の更新について(重要)
※本記事は、公開時点で確認できる公式情報をもとに作成しています。
今後、以下から 試験制度の再編・変更に関する正式な発表 があった場合は、内容を随時追記・更新します。
- IPA
- 経済産業省
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著者情報
ITエンジニア。情報処理技術者試験(応用情報・高度試験レベル)の学習経験をもとに、「資格勉強で終わらない、実務に活きる学び」をテーマに発信しています。
本ブログでは、以下を整理し、不安を煽らない解説を心がけています。
- 公式情報
- 実体験
- 制度の背景



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