ITストラテジストの勉強は、知識を覚える時間と、自分で答案を組み立てる時間を分けると進めやすくなります。とくに論述対策は、講義を見終えてから始めるのではなく、題材と構成を早い段階で考えておきたいところです。
この記事では、スタディング公式に掲載された合格者の学び方を紹介し、働きながら取り組む学習計画と、事業課題を論文に整理する練習例をまとめます。講座の料金・教材一覧はスタディングITストラテジスト講座の比較記事で確認できます。
2026年10月30日時点の受験・講座情報:2026年度ST試験の申込受付は10月24日17時に終了しています。申込済みの方の科目B群の実施期間は11月11日〜23日です。スタディングの2026年度合格コースの受講期限は12月31日で、同社は今回の最終試験向けと案内しています。これから学び始める方は、IPAの新制度への移行予定と教材の対象を先に確認しましょう。
合格者の学び方:論文対策を早めに始める

スタディング公式「Rickyさん・2024年合格」の体験記では、論文対策を3か月前から始め、平日は講座視聴や事例の読解、週末は構成を考える時間に分けたと紹介されています。
この体験から取り入れたいのは、平日の小さな学習を、休日の答案作成につなげることです。学習期間をそのまままねるより、今の理解度・使える時間・受験する制度に合わせて、練習の量を調整しましょう。
合格者の体験は2024年のものです。当時の「午前Ⅰ・Ⅱ/午後Ⅰ・Ⅱ」と、2026年度の「科目A-1・A-2/B-1・B-2」を対応させて読み、受験方式や日程はIPAの2026年度案内を基準にしてください。
スタディングの講義を、自分の答案につなげる

公式の2026年度合格コースでは、選択式の知識対策に加え、記述の解答手順を学ぶロジックマップ、論述の事例準備講座やストーリーラインシート、採点基準シートが案内されています。教材を使うときは、次の三段階を意識すると、視聴だけで終わりにくくなります。
- 講義で観点をつかむ:設問がどの立場の判断を求めているのか、解答の流れを確認する。
- 手元の題材に当てはめる:自分の業務や調べた事業について、課題・選択した施策・理由を書き出す。
- 自分で書いて見直す:シートや解説と照らし、設問への答えと根拠がつながっているか確認する。
学習Q&Aは別売りチケットの案内があります。論文添削など必要な支援がある場合は、質問サービスと同じものと考えず、通信講座の比較で対応範囲・回数・追加費用を見比べましょう。
申込済みで2026年度の科目B対策を補いたい方は、残り期間と講座の対象を確認したうえで、無料講座の解説を一つ試してみましょう。
平日と休日を分ける学習スケジュールの作り方

以下はIT-SHARKが提案する1週間の組み立て例です。合格者本人の実績や、合格に必要な時間の基準ではありません。始める前に科目ごとの得意・不得意を確認し、弱いところに時間を移してください。
| 時間帯 | 取り組むこと | 次に残すもの |
|---|---|---|
| 平日の短い時間 | 用語・講義の一部分・前日の解答を確認する | 説明し直せなかった論点を一つ記録 |
| 平日の落ち着ける時間 | 記述の設問を解き、問題文の根拠と解答を対応させる | 根拠の抜け・条件の読み落としを分類 |
| 休日のまとまった時間 | 論述の題材を整理し、構成から本文まで書く | 設問ごとの主張と理由、見直す段落 |
| 週末の振り返り | 計画と実際の進み方を比べる | 翌週の課題を一つ、先に予定へ入れる |
予定が崩れた週は、すべてを取り戻そうとせず、優先する一つの答案練習を確保しましょう。動画の再生時間だけでなく、自力で説明・解答できた内容を学習記録にすると、次の一手を選びやすくなります。
独学とスタディングをどう使い分けるか
参考書で理解を進められる人、動画で解答手順を確認したい人、論文への個別の助言が必要な人では、適した教材が変わります。すでに持っている教材を生かし、不足する役割を補う形で比較しましょう。
| 今の課題 | 候補となる進め方 | 選ぶ前の確認 |
|---|---|---|
| 知識を読み直し、書き込みながら整理したい | 参考書と過去問を中心に進める | 対象年度、記述・論述の解説、解答例の量 |
| 問題文から解答するまでの考え方を見たい | 動画講座と自分で解く練習を組み合わせる | 無料講座で説明が分かるか、教材の対象と期限 |
| 自分の論文への具体的な指摘がほしい | 個別添削に対応する教材・講座を比較する | 添削対象・回数・返却日程・追加費用 |
書籍を選ぶ場合はITストラテジストの参考書・問題集比較へ。講座の仕様をまとめて確認したい場合はスタディングの料金・特徴へ進んでください。
論述対策:事業課題から判断と評価までつなぐ

ITストラテジストの対象者像は、ITを使って事業を改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する人です。論述の練習でも、導入する機能の説明に加え、なぜその方法を選ぶのかを具体化しましょう。
たとえば、以下は架空の卸売企業を題材にした整理例です。実際の合格答案や、運営者の実績ではありません。設問の条件に合わせて、事業特性・制約・自分の判断を順につなぐための練習に使ってください。
| 整理する観点 | 架空の例 | もう一段深める質問 |
|---|---|---|
| 事業上の課題 | 得意先ごとの受注が複数の窓口に分かれ、在庫確認に時間がかかる | 誰が、どの業務で困り、何に影響するか |
| 選択した施策と理由 | 受注情報と在庫情報を参照できる仕組みを検討する | 他の案と比べた理由、既存業務・予算の制約は何か |
| 導入時の進め方 | 一部の取引先と部門で試し、現場の意見を踏まえ広げる | 対象を絞る理由、関係者の合意をどう得るか |
| 効果の評価 | 確認にかかる時間や処理のやり直しを、導入前後で比べる | 評価指標と測り方、想定どおりでない場合の対応は何か |
経験を題材にする場合は、自分の担当範囲、意思決定に関わった点、確認できる結果を分けてメモしましょう。会社の秘密情報や顧客情報をそのまま書かず、守秘義務にも配慮して練習用に整理してください。
継続するために、今日の一歩を小さくする
まとまった時間が取れない日は、設問を一つ読み「何を答えるか」を書き出すだけでも、次の練習につながります。翌日に続ける場所を決めておけば、再開のたびに迷う時間を減らせます。
弱点は、知識・読み取り・説明に分ける

解答を見直すときは、間違えた理由を分類します。「用語を知らなかった」なら知識を復習。「条件を読み落とした」なら設問と本文の対応を確認。「理由が伝わらない」なら、主張の直後に根拠を書く練習をします。すべてを最初から読み直すより、課題に合った練習を選べます。
本番の時間配分で、書き切る練習をする
IPAの2026年度区分では、科目B-1は記述式90分で3問から2問、科目B-2は論述式120分で2問から1問を解答します。まず一つの設問に集中して解き、慣れたら選択・構成・本文・見直しを含めた時間配分で取り組みましょう。
練習後は点数や文字量だけでなく、設問ごとに答えを用意できたか、判断の理由が具体的か、前後で設定が矛盾していないかを確認します。CBTで受ける方は、試験当日の操作・持ち物などのFAQもあわせて確認してください。
試験直前は、準備した内容を取り出す練習へ
申込済みで受験日が近い方は、解き直す問題と、論述の題材メモを絞りましょう。講義を見直した後には、画面を閉じて要点や構成を再現できるか確認します。直前に新しい教材を増やす場合も、復習と答案練習の時間が残るかを先に考えてください。
まとめ:講義と答案練習をつなげて進めよう

合格体験から学びたいのは、教材の名前だけでなく、どう時間を分け、答案を作る練習につなげたかです。平日の復習、休日の構成・本文作成、週末の振り返りを、自分の生活に合う形で組み合わせましょう。
スタディングは、解答の考え方を動画で学びたい人の候補になります。2026年度の申込済み受験者は、受講期限と必要な教材を確認し、無料講座で自分に合うか試してください。これから次の受験を検討する方は、IPAの2027年度以降の新制度案内を確認してから教材を選びましょう。
関連する案内:講座の料金・特徴/他社講座との比較/独学教材の比較/当日・勉強法のFAQ。

