システムアーキテクトの教材は、専門知識・記述・論述を扱う対策書を1冊選び、不足する分野だけ追加するのが基本です。科目A-1が免除される人に共通知識の本は必須ではありません。論文に苦手意識がある人は、事例集の内容を比べてから選びましょう。
このページでは、出版社が案内する版・価格・対象科目をもとに7冊を整理します。販売価格・在庫・紙と電子版の条件は、購入先で確認してください。
受験年度を先に確認:2026年度はCBTへ移行し、旧午前Ⅰ・Ⅱ/午後Ⅰ・Ⅱを科目A-1・A-2/B-1・B-2に読み替えます。2027年度はAP・高度試験を再編する予定のため、本の「2026」「2026-2027」という表記だけで新制度対応と判断しないでください。試験制度の変更点はこちらに整理しています。
科目A-1・A-2の参考書・問題集|知識対策を比較
共通知識を学び直すか、問題演習を優先するかで選びます。科目A-1の免除対象者は、申請条件を確認したうえで、専門科目の対策に時間を使いましょう。
問題演習で復習:高度試験 科目A-1・A-2 2026年版
知識問題を解きながら復習したい人向け。SAで使う範囲をアイコンで確認できます。科目Bの記述・論述の対策書は別に選びます。
購入前の確認:読者特典Webアプリの利用期限は2027年3月末です。
高度試験 科目A-1・A-2の特徴・注意点も確認できます。
共通知識を学び直す:高度科目A-1・応用情報 科目A試験対策書
共通知識をテキストから学び直したい人向け。学習前診断テストで苦手分野を確認し、解説と例題へ進む構成です。
購入前の確認:SAの専門知識や記述・論述までを、この1冊で対策する本ではありません。
高度科目A-1・応用情報 科目A試験対策書の解説も参考にしてください。
旧版の参考情報:ポケットスタディ 高度試験共通 午前I・II対応
旧版をすでに持っている場合は、用語の復習用に使う選択肢があります。ただし、科目名や試験制度の説明をそのまま受験予定年度へ当てはめないでください。新しく主教材を買うなら、上の対応年度の教材と専門対策書を比較しましょう。
科目A-2・B-1・B-2の対策書|専門対策3冊を比較
次の3冊は専門知識・記述・論述をまとめて扱う候補です。最初から3冊とも買う必要はありません。出版社の目次や見本を読み、解説を追いやすい1冊を選んでください。
過去問を軸に学ぶ:情報処理教科書 システムアーキテクト
過去問を使って、専門知識・記述・論述をひと通り確認したい人向け。科目A-1(旧午前Ⅰ)は対象外です。
購入前の確認:旧午後Ⅰ・Ⅱの6回分を書籍、9回分をダウンロードで提供する構成。ダウンロード期限は2027年3月31日です。
解答手順を学ぶ:ALL IN ONE パーフェクトマスター
専門知識と記述・論述の解き方を1冊で学びたい人向け。科目A-1(旧午前Ⅰ)の共通知識対策は含みません。
購入前の確認:出版社は2026年度の科目名への読み替えを案内しています。既に他の総合対策書を持つ場合は、内容の重複を確認してください。
専門知識と論文を整理:システムアーキテクト 重点対策
専門知識を整理しながら、記述・論述の解答手順を学びたい人向け。論文の骨組みや、改善が必要な記述例も扱います。
購入前の確認:Webの知識問題演習、論文用紙、論文の確認リストなどを案内。用紙での練習に加え、CBTに向けてキーボード入力にも慣れましょう。
論文を重点練習:合格論文の書き方・事例集 第6版
論文の構成や事例の作り方を重点的に学びたい人向け。論文事例とワークシートを使って、自分の答案を組み立てる練習に使います。
購入前の確認:重要:出版社は第2部第6章「組込みシステム・IoTを利用したシステム」を出題対象外と案内しています。事例36本すべてを現行範囲と考えず、正誤表と利用上の注意を確認してください。
過去問題集|仕上げの演習に使う1冊
対策書の解答を覚えてしまったら、別の問題を時間内に解き、弱点を確かめます。解説を読む前に、自分の答案を残しておくと比較しやすくなります。
過去問で弱点を確認:システムアーキテクト 総仕上げ問題集
対策書を読んだあと、過去問と実力診断テストで弱点を見つけたい人向け。学習前の分野別Web確認テストもあります。
購入前の確認:本試験10期分をダウンロード分を含めて収録する構成です。書籍だけに10期分すべてが載るわけではありません。紙の解答用紙での練習はCBTの画面操作とは分けて考えましょう。
システムアーキテクト試験とは?
SAは、業務を分析し、要件の定義やシステムの設計を主導する人を対象にしたIPAの試験です。知識問題に加え、事例を読んで答える記述、設問の要求に沿って経験や判断を説明する論述の対策が必要です。
2026年度前期の申込受付は、2026年10月24日17時(日本時間)に終了しました。科目A-1・A-2の受験期間は10月17~27日、科目B-1・B-2は11月11~23日です。申込済みの方は予約した科目・日時・会場を確認してください。会場・日時の予約や免除申請の条件は、IPAの実施案内を確認してください。
紙の教材は知識・解答の練習に使えますが、CBTの画面で読み、入力する操作にも慣れておきましょう。2027年度の再編は検討中の内容を含み、現行SAの教材で新しい試験のすべてを対策できるとは限りません。
参考書・問題集の選び方|3つの確認点

- 受験する年度と、対策したい科目が合っているか
- 自分で解答を作れるようになる説明か
- 手持ちの教材と内容が重複しないか
確認点1:見本を読んで解説を追えるか

正解の文章だけでなく、問題文のどの情報から答案を作るのかを確認します。科目B-1は根拠と設問の対応、B-2は論文の構成や判断理由の説明を追える教材が候補です。
確認点2:レビューの年度と利用目的が合うか
評判を参考にする場合も、同じ版・同じ試験範囲かを確かめましょう。星の数や「これだけで合格」という感想だけでは、自分の不足分を補えるか分かりません。まず出版社の目次、見本、正誤表を確認してください。
確認点3:追加購入する前に不足分を決める
共通知識の免除があるなら専門対策、記述が苦手なら解答手順、論文の題材を整理できないなら事例集という順に判断します。総合対策書を何冊も読むより、選んだ1冊で答案を作り、足りない部分を確認しましょう。
学習を仕事につなげるには
学んだ内容を、要件定義・設計・関係者との調整でどのように使ったか整理すると、仕事の振り返りにも役立ちます。資格の取得だけで転職や昇給が決まるわけではありません。
SAを仕事・キャリアに活かす考え方、目的別の資格取得順も参考にしてください。
まとめ|不足する対策に合わせて1冊を選ぶ
- 専門知識・記述・論述は、総合対策書3冊の中から読みやすい1冊を選ぶ
- 共通知識の学び直し・論文練習・仕上げの問題演習は、不足する場合に追加する
- 版・ISBN・付属サービスの期限を確認してから購入する
- 2027年度以降の受験は、新制度への対応を確認する
書籍の定価・ページ数・付属サービスは各書籍に記載した出版社ページで2026年10月21日に確認しました。TACの価格・ページ数・ISBNはTAC公式の教材情報でも確認できます。書籍の販売価格や在庫、付属サービスの公開状況は変わるため、購入先と出版社の最新案内をご確認ください。
試験情報の確認先:IPA:システムアーキテクト試験/2027年度の試験制度見直しの検討状況(確認日:2026年10月21日)。

