さめじん高度情報処理技術者試験の午前対策で「どの参考書を選べばいいのか」と悩んでいませんか?
特に働きながら勉強する社会人にとって、限られた時間で効率よく学習できる教材選びが合格への第一歩です。
この記事では、実際に高度試験に合格した現役SEが「ポケットスタディ 高度試験共通 午前I・II対応」を使った正直な感想と、最大限活用する方法を解説します。
- 年齢:30代前半
- 職歴:
- 組込系SE➡機械系SE➡自動化SE➡自動化PM(現在)
- 役職:総括
- 主な保有資格:
- 基本情報技術者試験(FE)
- 応用情報技術者試験(AP)
- 一陸特/二海特/アナログ通信2種,1種/ディジタル通信2種,1種/総合通信
ポケットスタディとは?基本情報まとめ


| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 書籍名 | ポケットスタディ 高度試験共通 午前I・II対応[第3版] |
| 著者 | 村山直紀(情報処理安全確保支援士会 理事) |
| 出版社 | 秀和システム |
| 価格 | 1,760円(税込) |
| サイズ | B6判(漫画サイズ・約480ページ) |
| 収録問題数 | 午前I:632問 |
| 特徴 | クイズ式ヒント・速攻サプリ |
| 対応試験 | 全9区分の高度試験・情報処理安全確保支援士 |
プロジェクトマネージャ/データベーススペシャリスト/ネットワークスペシャリスト/情報処理安全確保支援士/ITストラテジスト/システムアーキテクト/ITサービスマネージャ/システム監査技術者/エンベデッドシステムスペシャリスト
【先に結論】こんな人におすすめ・おすすめできない


✅ おすすめできる人
- 働きながら勉強する社会人(通勤時間を活用したい)
- 応用情報合格済み/同等の知識がある人
- 効率重視で最短合格を目指す人
- 試験直前の総仕上げに使いたい人
- 複数の高度試験受験を予定している人
❌ おすすめできない人
- IT業界未経験・基礎知識が不足している人
- じっくり理解を深めたい人
- 午後問題も含めて1冊で済ませたい人
- 詳しい解説がないと不安な人
購入前に知るべきデメリット3つ


❌ デメリット1:午後問題は一切対応していない
この本は午前試験専用です。高度試験に合格するには午前I・II、午後I・IIの全てが必要なため、午後問題は別途専門書が必要です。
❌ デメリット2:IT初学者には難易度が高い
「最短合格」にフォーカスしているため、基礎からの丁寧な説明は少なめです。
- IT業界未経験で基本情報も未取得
- 応用情報レベルの知識がまだ不十分
- じっくり理解を深めたい学習スタイル
- 応用情報合格済み/同等知識 → ◎最適
- 基本情報レベルの知識 → △基礎固めを優先
- IT知識ほぼゼロ → ×まずは基礎から
❌ デメリット3:解説は「ヒント形式」で簡潔
B6サイズに収めるため、解説は「クイズ式ヒント」が中心。詳細な背景説明より、解答のポイントに特化しています。
「解答がしっかり書かれていないため、答えあわせでよく理解できない(ヒントのみ)。基礎知識がないとつらい」
この本を選ぶべき理由|5つのメリット


✅ メリット1:B6サイズで持ち運び最強
- 通勤電車の中でも読みやすい
- カバンに入れても邪魔にならない
- 寝る前のベッドでも読める
- 試験会場への移動中も活用できる
✅ メリット2:「点の取り方」に特化した実践的内容



この本の最大の特徴は、現場のプロ講師が「試験に合格するための解法テクニック」を教えてくれること。
- どの選択肢を選べば正解か、消去法のコツ
- 頻出パターンの効率的な覚え方
- 「池上彰さん」のようなわかりやすい解説(購入者レビューより)
✅ メリット3:クイズ式ヒントで自然に覚えられる



独自の「クイズ式ヒント」により、読み進めるだけで自然と正解パターンが頭に入ります。
問題を見る → ヒントを読む → 「こう解けばいいのか!」と気づく → 類似問題でも応用できる
従来の参考書との違い:
| 従来の参考書 | ポケットスタディ |
|---|---|
| 問題→長い解説 | 問題→ヒント→気づき |
| 暗記中心 | 解法パターン理解 |
| 読むのに時間がかかる | サクサク進む |
✅ メリット4:午前I 632問収録で一夜漬けにも対応



高度試験の午前Iは30問出題されますが、同日実施の応用情報技術者試験の80問から選ばれます。つまり、応用情報レベルの広範囲カバーが必要。
- 過去問を徹底分析して厳選
- 出題頻度の高い問題を優先収録
- 試験前日や当日の朝にも使える
試験1週間前の使い方例:
月:基礎理論・アルゴリズム(1時間)
火:コンピュータシステム(1時間)
水:ネットワーク・セキュリティ(1時間)
木:データベース・開発技術(1時間)
金:マネジメント・ストラテジ(1時間)
土:苦手分野の復習(2時間)
日(試験当日):朝に流し読み(1時間)
✅ メリット5:1,760円で全高度試験に対応
- 複数の高度試験を受けるなら、この1冊でずっと使える
- 午前Iは全試験共通なので無駄がない
- Kindle版なら持ち運びコストもゼロ
他書との価格比較:
| 参考書名 | 価格 | コスパ |
|---|---|---|
| ポケットスタディ | 1,760円 | ★★★★★ |
| 情報処理教科書 午前I・II | 3,520円 | ★★★★☆ |
他の午前対策本との違い|比較表


- こんな人に最適: 働きながら勉強する社会人、スキマ時間活用したい人
- 強み: 圧倒的な持ち運びやすさとコスパ、問題数の多さ
- 弱み: 基礎から学びたい人には不向き、特典なし
- こんな人に最適: じっくり理解しながら学びたい人、Webアプリで復習したい人
- 強み: 解説が詳しい、Webアプリ特典あり、赤シート対応
- 弱み: 価格が高め(約3,500円)、持ち運びにくい
実際の購入者の声|口コミ評判まとめ


高評価レビュー(Amazon・読書メーターより)



「一通り勉強すれば午前の知識がざっくり身につく」
この攻略本は、かなり良いです。一通り勉強すれば、午前の試験で必要な知識がざっくり身につきます。おすすめの一冊です。



「午前I・IIともに合格しました」
午前対策のために購入しました。I、IIともに合格しました。広くカバーしたいなら本誌が役に立ちます。



「持ち運びに便利で通勤学習に最適」
サイズが小さいので、持ち運びに便利。電車の中でも読みやすく、スキマ時間を有効活用できました。
低評価レビュー



「解説が簡潔すぎる」(星2評価)
問題の解答がしっかり書かれていないため、答えあわせでよく理解できない(ヒントのみ)。通勤で勉強したいため購入しましたが、解答が詳細に書かれていないため、あまり勉強にはなりませんでした。



「基礎知識がないと厳しい」
問題数は◎なのですが、解説(というかヒント)があまり充実していないので、基礎知識がないとつらいと思います。
口コミから見える真実
- IT実務経験がある
- 応用情報レベルの知識がある
- 効率重視で学習している
- スキマ時間を活用したい
- IT初学者・基礎知識が不足
- 詳しい解説を求めている
- じっくり理解したい派



「自分のレベルに合っているかどうか」が満足度を分ける
効率的な使い方|3ヶ月合格プラン


【試験3ヶ月前】基礎固めフェーズ(1ヶ月目)
週の学習時間:7時間
- 平日:通勤時間30分×5日 = 2.5時間
- 土日:各2時間×2日 = 4.5時間
分野別スケジュール:
Week1:基礎理論・アルゴリズム
Week2:コンピュータシステム
Week3:ネットワーク・セキュリティ・データベース
Week4:開発技術・マネジメント・ストラテジ
学習方法:
- まず問題を読む(いきなり解かなくてOK)
- ヒントを見ながら正解を確認
- 間違えた問題・自信がない問題にチェック
- わからない用語はスマホでググる
【試験2ヶ月前】反復練習フェーズ(2ヶ月目)
週の学習時間:7時間
- 1周目でチェックした問題を中心に復習
- 正解できた問題は飛ばしてOK
- 苦手分野は特に時間をかける
効率アップのコツ:
- 通勤電車:ポケットスタディで問題演習
- お昼休み:過去問サイトで類題を解く
- 寝る前:その日の復習(10分)
【試験1ヶ月前】総仕上げフェーズ(3ヶ月目)
週の学習時間:10時間
- まだ不安な問題を徹底的に潰す
- 過去問サイトで最新過去問を解く
- 試験直前1週間は毎日復習
試験1週間前の過ごし方:
7日前:全分野の総復習
6日前:苦手分野の集中学習
5日前:過去問を時間計って解く
4日前:間違えた問題の復習
3日前:マネジメント・ストラテジの最終確認
2日前:技術系分野の最終確認
1日前:全体を軽く流し読み+早く寝る
当日朝:試験会場で最終確認(1時間)
おすすめの併用教材





ポケットスタディだけでも合格可能ですが、以下と併用するとさらに効果的です。
1. 過去問道場(無料Webサイト)
- URL: https://www.ap-siken.com/
- 応用情報の過去問を無制限で解ける
- 間違えた問題だけ復習できる
- スマホでもサクサク使える
2. IPA公式サイトの過去問(無料PDF)
- 最新の試験問題を確認できる
- 出題傾向の変化をチェック
IPA公式サイト:https://www.ipa.go.jp
3. YouTube解説動画(無料)
- わからない分野をピンポイントで学習
- 視覚的に理解できる
よくある質問(FAQ)
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Q1:この本だけで午前Iは合格できる?



A:応用情報レベルの知識があれば十分可能です
合格できる人の条件:
- 応用情報技術者試験に合格している
- IT実務経験が2年以上ある
- 基本的なIT用語を理解している
Q2:午前IIの対策にも使える?



A:基礎部分は使えますが、専門書の併用が必要です
Q3:中古でも大丈夫?



A:最新版(第3版)なら中古でもOK
- 第2版以前は情報が古い可能性
- 書き込みや汚れの程度を確認
- 価格差が数百円なら新品推奨
Q5:試験直前(1週間前)からでも間に合う?



A:基礎知識があれば、直前対策として効果的
- 目次を見て苦手分野を特定
- その分野を集中的に読む
- 公式・重要キーワードを暗記
- 前日は全体を流し読み
Q6:独学でも大丈夫?



A:実務経験者なら独学で十分合格できます
- IT実務経験3年以上
- 応用情報に合格済み
- 自己管理ができる
- IT未経験・実務経験が浅い
- モチベーション維持が苦手
まとめ|ポケットスタディで効率的に合格を目指そう


| 項目 | ポケットスタディ | 情報処理教科書午前I・II |
|---|---|---|
| 価格 | 1,760円 | 3,520円 |
| サイズ | B6(コンパクト) | A5(標準) |
| 持ち運び | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| 問題数 | 632問 | 500問 |
| 解説の詳しさ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 特典 | なし | Webアプリあり |
| 初心者向け | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
| 経験者向け | ★★★★★ | ★★★★☆ |
✅ B6サイズで持ち運び最強
✅ スキマ時間で効率学習
✅ 点の取り方に特化
✅ 632問の豊富な問題数
✅ 1,760円のコスパ
❌ 午後問題は対応なし
❌ IT初学者には不向き
❌ 解説が簡潔
✅ 働きながら勉強する社会人
✅ 応用情報レベルの知識がある人
✅ 効率重視・最短合格を目指す人
❌ IT業界未経験・基礎知識がない人
❌ じっくり理解を深めたい人
合格への第一歩を今すぐ踏み出そう



高度情報処理技術者試験は決して簡単ではありませんが、正しい参考書を選び、効率的に学習すれば、働きながらでも十分合格可能です。
ポケットスタディは、あなたの味方です。
通勤電車の中、お昼休みのカフェ、寝る前のベッドの中。あらゆるスキマ時間を味方につけて、合格を掴み取りましょう。
試験まで時間は限られています。この記事を読み終えたら、すぐに行動を起こしてください。



