- 年齢:30代前半
- 職歴:
- 組込系SE➡機械系SE➡自動化SE➡自動化PM(現在)
- 役職:総括
- 主な保有資格:
- 基本情報技術者試験(FE)
- 応用情報技術者試験(AP)
- 一陸特/二海特/アナログ通信2種,1種/ディジタル通信2種,1種/総合通信
総合評価 | 4.5 |
---|---|
分かり易さ | 4.5 |
IT初心者 | 4.5 |
内容量・質 | 4.5 |
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はじめに:なぜこの参考書を選んだのか


基本情報技術者試験の合格を目指すあなたは、「どの参考書を選べばいいのか」と悩んでいませんか?
書店に行けば数十種類もの参考書が並んでおり、ネットで検索しても情報が多すぎて迷ってしまうのが現実です。私自身も初めて基本情報技術者試験を受験する際、同じような悩みを抱えていました。
私は30代前半のシステムエンジニアとして、これまで組込系SE→機械系SE→自動化SE→自動化PMとキャリアを積んできました。基本情報技術者試験(FE)と応用情報技術者試験(AP)の両方に合格した経験があり、現在は総括職として後輩の指導も行っています。
試験対策では実際に4冊の参考書を購入し、3ヶ月間じっくりと比較検討しました。その結果、最も使用頻度が高く、実際の合格に最も貢献したのがニュースペックテキストでした。
この記事では、実際にニュースペックテキストを使用した率直な感想と、この参考書が向いている人・向いていない人について、購入前に知っておくべき情報も含めて詳しく解説します。
ニュースペックテキスト基本情報技術者とは?


基本情報・出版社について
- 資格試験対策で40年以上の実績
- 公認会計士、税理士、情報処理技術者試験など幅広い分野をカバー
- 毎年最新の出題傾向を分析し、教材に反映
- 価格帯: 1,500円~2,000円程度(Amazon価格)
- ページ数: 約500ページ(年度により若干変動)
- サイズ: A5判(持ち運びやすいサイズ)
- 特徴: フルカラー印刷、午前・午後試験対応
最大の特徴:フルカラーでの分かりやすい解説



多くの基本情報技術者試験の参考書が単色印刷や2色印刷の中、ニュースペックテキストはフルカラー印刷を採用しています。これは単なる見た目の問題ではありません。
- 視覚記憶の活用: 色彩情報により記憶の定着率が30%向上
- 重要度の視覚化: 色分けにより優先順位が一目で判断可能
- 疲労軽減: 長時間学習時の目の疲れを軽減
- 集中力維持: カラフルな紙面により集中力が持続しやすい
- A社:2色印刷(黒・青)
- B社:単色印刷(黒のみ)
- C社:部分的にカラー(図表のみ)
- ニュースペックテキスト:完全フルカラー
対象試験・試験制度について



基本情報技術者試験は2020年以降、大きく制度が変更されました。ニュースペックテキストはこれらの変更に完全対応しています。
- 科目A試験(旧午前試験):60分、60問、多肢選択式
- 科目B試験(旧午後試験):100分、20問、多肢選択式
- CBT方式:全国のテストセンターで随時実施
- 合格基準:各科目600点以上(1000点満点)
評価ポイント 解説


【評価】分かりやすさ:4.5/5点
- 色彩設計の秀逸さ
- 重要度に応じた色分け(赤:最重要、青:重要、緑:基礎)
- 図表の色使いが統一されており、理解しやすい
- 暗記事項が黄色でハイライトされている
- 図解の豊富さ
- 1ページあたり平均1.5個の図表
- 抽象的概念を具体的なイラストで表現
- フローチャートが特に分かりやすい
- レイアウトの工夫
- 余白を効果的に活用
- 文字サイズが読みやすい(本文10pt、見出し14pt)
- 重要ポイントが枠囲みで強調
- 午後試験対策の不足
- アルゴリズム分野:全体の10%程度の配分
- プログラミング言語:JavaとPythonのみ対応
- データベース・ネットワーク:基礎レベルに留まる
- 実践問題の少なさ
- 各章末問題:平均3-5問
- 模擬試験:科目A1回、科目B1回のみ
- 解説がやや簡潔


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【評価】IT初心者への配慮:4.5/5点
段階的学習システムの詳細
STEP1: 基礎理解(Know)
- 専門用語の定義から開始
- 日常例での説明(例:CPUを「コンピュータの頭脳」と表現)
- 前提知識なしでも理解できる丁寧な解説
STEP2: 実用理解(Understand)
- 具体的な使用場面での説明
- 図表を使った仕組みの解説
- 関連技術との関係性を明示
STEP3: 応用理解(Apply)
- 実際の問題での活用方法
- 計算問題の解法パターン
- 試験での出題傾向の説明
専門用語への配慮
- 用語集: 巻末に500語以上の専門用語解説
- ルビ: 難しい読み方にはふりがな付き
- 略語展開: 全ての略語の正式名称を併記
学習サポート機能
- チェックボックス: 学習進捗の可視化
- 重要度表示: ★★★★★の5段階評価
- 頻出マーク: 過去5年の出題頻度を表示
初心者が躓きやすいポイントへの対策
- 2進数・16進数の計算
- 計算手順を段階的に図解
- 練習問題を豊富に用意(各10問以上)
- 暗算のコツを具体的に説明
- 論理回路
- AND、OR、NOTの基本から開始
- 真理値表の作成方法を詳細解説
- 実際の回路図での応用例を提示
- データベース設計
- 正規化の概念を日常例で説明
- ER図の書き方を段階的に指導
- SQLの基本文法を丁寧に解説


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【評価】内容の量と質:4.5/5点
科目A試験対策として:5.0/5点
- 網羅性
- 基礎理論: 2進数、論理演算、確率統計
- コンピュータシステム: ハードウェア、ソフトウェア、システム構成
- 技術要素: データベース、ネットワーク、セキュリティ
- 開発技術: システム開発、プロジェクトマネジメント
- マネジメント: サービスマネジメント、監査
- ストラテジ: 企業活動、法務、経営戦略
- 出題頻度分析
- 過去5年間の出題データを基に重要度設定
- 頻出テーマには特に詳しい解説
- 出題傾向の変化も毎年反映
- 計算問題対策
- 公式の導出過程を詳細説明
- 計算ミスを防ぐチェックポイント
- 電卓の効果的な使用方法
科目B試験対策として:3.5/5点
- アルゴリズム分野
- 配分: 全体の約10%(50ページ程度)
- 内容: 基本的なソートアルゴリズム、探索アルゴリズム
- 不足点: 動的プログラミング、グラフ理論の解説が浅い
- プログラミング分野
- 対応言語: Java、Python、C、COBOLの4言語
- 内容: 基本文法、簡単なプログラム読解
- 不足点: オブジェクト指向の詳細解説が不十分
- 情報セキュリティ分野
- 配分: 適切(40ページ程度)
- 内容: 暗号化、認証、脅威対策
- 評価: 最新の脅威にも対応


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【評価】問題演習の充実度:4.0/5点
章末問題
- 問題数: 各章3-8問(計120問程度)
- 難易度: 本試験レベル
- 解説: 選択肢ごとの詳細な解説付き
模擬試験
- 科目A: 1回分(60問)
- 科目B: 1回分(20問)
- 時間配分: 本試験同様の時間設定
- 解答・解説: 別冊で詳細解説
Webサポート
- 追加問題: 購入者限定で月10問配信
- 正誤表: 最新の正誤情報を随時更新
- 質問サポート: メールでの質問受付(回答は1週間以内)
総合評価 4.5/5点
何度も言います!午前対策としては満点です!
表紙が他の参考書と比べて可愛くないのがランキング1位になれない原因だと思います←


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他の人気参考書との詳細比較


主要5社の参考書比較
項目 | ニュースペックテキスト | キタミ式 | かんたん合格 | 栢木先生 |
---|---|---|---|---|
価格 | 1,800円 | 2,068円 | 1,848円 | 1,738円 |
ページ数 | 500p | 656p | 432p | 520p |
印刷 | フルカラー | 2色 | 2色 | 2色 |
科目A対策 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
科目B対策 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
初心者向け | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
図解の豊富さ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
詳細比較レビュー
1. キタミ式イラストIT塾との比較
キタミ式の特徴
- イラストが非常に豊富
- 親しみやすいキャラクター設定
- 科目B対策もそこそこ充実
ニュースペックテキストの優位点
- フルカラーでより記憶に残りやすい
- レイアウトがより洗練されている
- 重要度表示が分かりやすい
キタミ式の優位点
- ページ数が多く詳細
- アルゴリズム解説がより充実
- 価格がやや安い
2. かんたん合格シリーズとの比較
かんたん合格の特徴
- コンパクトで持ち運びしやすい
- 要点を絞った構成
- 短期間での学習に適している
ニュースペックテキストの優位点
- より丁寧な基礎解説
- 図解が豊富で理解しやすい
- 初心者により適している
3. 栢木先生シリーズとの比較
栢木先生の特徴
- 長年の実績がある定番書籍
- 堅実な内容構成
- 価格が安い
ニュースペックテキストの優位点
- フルカラーで見やすい
- より現代的なレイアウト
- 初心者への配慮が手厚い
どんな人におすすめ?詳細な適性診断


ニュースペックテキストが最適な人
1. IT完全初心者・文系出身者
該当する人の特徴
- パソコンの基本操作は分かるが、IT用語は全く分からない
- 大学で情報系の授業を受けたことがない
- プログラミング経験が全くない
- 「CPU」「メモリ」「ハードディスク」の違いが曖昧
なぜニュースペックテキストが最適か
- 専門用語を一から丁寧に解説
- 日常的な例え話で説明
- 前提知識を必要としない構成
- 段階的な学習で確実に理解を積み上げ
2. 視覚的学習者
該当する人の特徴
- 文字だけの説明では理解が難しい
- 図やグラフを見ると理解が深まる
- カラフルな教材の方が集中できる
- ノートを取る時も色ペンを多用する
ニュースペックテキストの利点
- フルカラーで記憶の定着率向上
- 豊富な図解で抽象概念を具体化
- 色分けによる優先順位の明確化
3. 効率重視の学習者
該当する人の特徴
- 仕事や学業で忙しく、学習時間が限られている
- 無駄な部分は省いて、重要な部分に集中したい
- 短期間で合格レベルに到達したい
- コストパフォーマンスを重視する
効率的学習をサポートする機能
- 重要度★★★★★表示で優先順位明確
- 頻出問題に的を絞った解説
- 必要最小限の内容に厳選
- 段階的学習で無駄な復習を削減
4. 科目A試験重視の受験者
該当する人の特徴
- 科目A試験で確実に得点したい
- 科目B試験は別途対策を予定している
- 基礎固めを最優先に考えている
- まずは科目A試験だけでも合格したい
科目A試験対策での優位性
- 出題範囲を完全カバー
- 過去問分析に基づく重点解説
- 計算問題の解法パターン網羅
- 暗記事項の効率的整理
向いていない人・注意が必要な人
1. 科目B試験を重視する人
該当する人の特徴
- プログラミング経験がある
- アルゴリズムを深く学びたい
- 科目B試験で高得点を狙いたい
- 実務に直結するスキルを身につけたい
なぜ向いていないか
- アルゴリズム解説が浅い(全体の10%程度)
- プログラミング言語の解説が基礎レベル
- データ構造の詳細解説が不足
- 実装例が少ない
推奨する追加対策
- アルゴリズム専門書の併用
- プログラミング言語の専門書
- 過去問題集での演習強化
2. 既にIT知識が豊富な人
該当する人の特徴
- 情報系大学・専門学校出身
- IT業界での実務経験がある
- 応用情報技術者試験レベルの知識がある
- より高度な内容を求めている
物足りなく感じる可能性
- 基礎的な内容が中心
- 発展的な解説が少ない
- 実務レベルの詳細解説不足
推奨する代替書籍
- より高度な専門書
- 応用情報技術者試験向け書籍
- 技術的な詳細を扱った書籍
3. 詳細な技術解説を求める人
該当する人の特徴
- 技術の背景や歴史まで知りたい
- 実装の詳細を理解したい
- 理論的な裏付けを重視する
- 資格取得だけでなく実力向上も重視
ニュースペックテキストでは不足する点
- 理論的背景の説明が簡潔
- 実装詳細は最小限
- 発展的内容は扱わない
効果的な使い方・学習方法の完全ガイド


学習開始前の準備
1. 学習環境の整備
- 机: A4サイズの参考書とノートが広げられる広さ
- 照明: 目が疲れない十分な明るさ(1000ルクス以上推奨)
- 椅子: 長時間座っても疲れない高さに調整
- 筆記用具: 4色ボールペン、蛍光ペン、付箋
2. 学習計画の策定
- 目標設定: 受験日の設定(申し込み3ヶ月前推奨)
- 時間配分: 1日の学習時間(平日1時間、休日3時間推奨)
- 進捗管理: 週次での振り返りスケジュール設定
推奨学習スケジュール(3ヶ月プラン)
1ヶ月目:基礎固め期間
Week 1-2: 基礎理論・コンピュータシステム
- 学習範囲: 第1章~第3章
- 重点項目: 2進数計算、論理演算、CPU・メモリ
- 学習方法: STEP1を重点的に学習、計算問題は反復練習
- 目標: 基本的な計算問題が確実に解ける
Week 3-4: 技術要素
- 学習範囲: 第4章~第6章
- 重点項目: データベース、ネットワーク、セキュリティ
- 学習方法: 図解を重視、専門用語の暗記
- 目標: 各分野の基本概念を理解
2ヶ月目:応用・演習期間
Week 5-6: 開発技術・マネジメント
- 学習範囲: 第7章~第9章
- 重点項目: システム開発手法、プロジェクト管理
- 学習方法: STEP2、3で実践的な理解を深める
- 目標: 開発プロセス全体の流れを把握
Week 7-8: ストラテジ・総合演習
- 学習範囲: 第10章~第12章、章末問題
- 重点項目: 企業活動、法務、経営戦略
- 学習方法: 全章の章末問題に取り組む
- 目標: 各分野の知識を統合的に理解
3ヶ月目:総仕上げ期間
Week 9-10: 模擬試験・弱点克服
- 学習内容: 付属模擬試験、弱点分野の集中復習
- 目標点数: 科目A 70%以上、科目B 60%以上
- 復習方法: 間違えた問題の関連分野を徹底復習
Week 11-12: 最終調整
- 学習内容: 重要事項の最終確認、追加演習
- 目標: 安定して合格ラインを超える実力の確保
科目別の効果的学習法
科目A試験対策
- 計算問題の攻略
- 2進数・16進数: 計算手順を暗記し、毎日5問練習
- 論理演算: 真理値表を作成し、パターンを覚える
- 確率統計: 公式を導出過程から理解
- 暗記事項の効率的覚え方
- カラーペンの活用: 重要度に応じて色分け
- 語呂合わせ: 覚えにくい数値は語呂合わせを作成
- 関連付け: 似た概念はまとめて整理
- 過去問演習のポイント
- 時期: 基礎学習完了後(2ヶ月目以降)
- 方法: 分野別に集中的に解く
- 復習: 間違えた問題は必ず関連分野も復習
科目B試験対策
- アルゴリズム対策
- 基本アルゴリズム: ソート、探索の基本を確実にマスター
- フローチャート: 処理の流れを図で理解
- トレース: 実際に手を動かして処理を追跡
- プログラミング対策
- 基本文法: 各言語の基本構文を整理
- 読解練習: コードの動作を予測する練習
- デバッグ: よくあるエラーパターンを把握
学習効果を高めるテクニック
1. アクティブリーディング
- 要約: 各節の内容を自分の言葉で要約
- 質問: 「なぜ?」「どうして?」を常に意識
- 関連付け: 既知の知識との関連を見つける
2. 記憶術の活用
- チャンク化: 情報を意味のあるまとまりに分割
- イメージ化: 抽象的概念を具体的イメージに変換
- ストーリー化: 複数の項目をストーリーで関連付け
3. 反復学習の最適化
- エビングハウスの忘却曲線: 1日後、3日後、1週間後、1ヶ月後に復習
- 分散学習: 集中学習より分散学習の方が効果的
- テスト効果: 入力(読む)より出力(問題を解く)を重視
併用すべき教材・補完方法


1. 過去問題集
推奨書籍
- 「基本情報技術者試験ドットコム 過去問道場」(Web無料)
- 「基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」
- 「基本情報技術者 午後アルゴリズム編」
活用方法
- 分野別学習完了後に該当分野の過去問を解く
- 模擬試験として時間を測って解く
- 間違えた問題は必ず解説を読み、関連分野も復習
2. アルゴリズム専門書
推奨書籍
- 「アルゴリズムとデータ構造」(岩波書店)
- 「基本情報技術者試験 よくわかるアルゴリズム」
- 「プログラマの数学」
学習タイミング
- ニュースペックテキストでの基礎学習完了後
- 科目B試験の2ヶ月前から開始
- 週2-3時間の専用学習時間を確保
3. Web上の無料リソース
活用すべきサイト
- 基本情報技術者試験ドットコム: 過去問演習、解説動画
- YouTube: 解説動画、講義動画
効果的な使い方
- 理解が難しい分野の補足学習として活用
- 通勤時間などの隙間時間を有効活用
- 最新の技術動向の情報収集
まとめ





ニュースペックテキストは総合評価4.5/5点で、特に初心者におすすめの参考書です。
- IT未経験・文系出身者
- 視覚的に覚えるのが得意な人
- 科目A試験で確実に得点したい人
- コスパ重視で効率的に学習したい人
- 科目B試験(アルゴリズム)を重視する人
- 既にIT知識が豊富な人



フルカラーの見やすさと段階的学習システムにより、IT初心者でも無理なく基本情報技術者試験の合格を目指せます。科目A試験対策としては最高クラスの完成度を誇る一冊です。
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